推定樹齢370年のしだれ桜が有名な瑞龍寺。通常のお寺には鐘つき堂がありますが、瑞龍寺には、山門の上に鐘がある「鐘楼門」となっていることが大きな特徴です。境内の弁財天は弘法大師の自作と言われています。

毎年見事な桜を咲かせるしだれ桜は一時は枯死の危機に陥りましたが、町内の有志を中心とした人たちが努力し、大手術によって見事に復活を果たしました。高さ12m、幹周り3.65mのしだれ桜の古木は、鐘楼門と並んで立ち、あふれるように花を咲かせます。その花姿は素晴らしく、見る人々を圧倒させる美しさです。寺の階段をのぼって山門をくぐると、大きく広げた枝に淡いピンクの花をつけたしだれ桜が出迎えてくれます。また桜の開花中はライトアップも行われています。鐘楼門とともに寺院内に浮かび上がる桜のさまは、昼間とはひと味違う雰囲気を醸しだし、人の心を癒してくれます。

稲武地区には、もうひとつ「大安寺(たいあんじ)のしだれ桜」があります。こちらは樹齢約250年の桜です。瑞龍寺のしだれ桜とあわせて、どちらも稲武地区を代表する大木となっています。